完璧主義より、完了主義で
- 椿本 千詠

- 11月2日
- 読了時間: 2分

椿本千詠(つばもとちえ)です。
スペインの未完の世界遺産、サグラダ・ファミリアの主任彫刻家・外尾悦郎さんのお話をお聞きしました。
生誕の門の扉やロザリオの門の修復などを手がけ、日本人で初めて「ラツィンガー賞」を受賞された方です。
40年以上、サグラダ・ファミリアに人生を捧げてきた人物の言葉には重みがありました。
印象に残ったのは、この質問への答えでした。
質問:サグラダ・ファミリアはいつ完成しますか?
答え:「完成」の定義を考えた方がいい。人間が本当の意味で完成させられるものだろうか?
この言葉にハッとしました。
私は完璧主義なところがあり、完璧にできないならもういいやと諦めてしまうことがあります。
100じゃないなら0、みたいな考え方です。
けれど、世界的な作品に携わる人ですら
「完成はない」と言う。
それなら、私が完璧にできるわけがない。
自己否定したいわけでは全くなく、
「それで普通」だと思ったのです。
気が楽になりました。
やったことがないことほど、完璧を目指すとスタートを遅らせがちです。
「やれば100できるけど、まだやっていないだけ」と、逃げ道を残して。
でも、最初から完璧はないと知っていれば、もっと気軽に始められる。
60点でいいからやってみる方が前に進む。
もちろん、100点を目指すから80点が取れることも事実です。
ただ、完璧主義で動けないなら本末転倒です。
積み上げた60点は、振り返った時に想像以上の場所まで連れていってくれる。
片づけレッスンでも、完璧主義がゆえに片付けが進まない方がいます。
完璧主義より、完了主義で。
コツはシンプルです。
・小さなステップに分ける
・そのステップを「完了」させる
・できた自分を認める
これを淡々と重ねるだけ。
完璧じゃなくていい。まずは一つ、完了させよう。
肩の力を抜いて。
私もそうします。



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