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ブナ会議をご存知ですか

  • 執筆者の写真: 椿本 千詠
    椿本 千詠
  • 5月21日
  • 読了時間: 3分


椿本千詠(つばもとちえ)です。





「ブナ会議」という言葉をご存知ですか?





ブナの木は初夏にお互いに根っこで交流し、

来年は豊作にするのか不作にするのかを

毎年会議しているそうです。





それが通称ブナ会議。





これは摩訶不思議なことでも何でもなくて

「NHKスペシャル 超・進化論」

という番組でも

植物がおしゃべりしている様子が

映像で捉えられています。





ブナは5年に1度豊作の年を作るそうです。

逆にいうと、毎年豊作にしていては

生存していけないということです。





人間だけですね、

もっともっとと思いがちなのは。





ブナが豊作な年は、

熊も森でどんぐりをお腹いっぱい食べてから

ゆっくり冬眠できる。

だから、その年の熊の肉には

しっかりと脂がのっているそうです。





まずは知ること、これは本当に大切なこと。





例えば、山菜やきのこは、

定期的に採取することが大切だそうです。





自然は大切だからと言って、何もせず、

ずうっと放っておくだけでは

森は荒れ放題になってしまいます。

日光が届かなくなり、植物も育ちません。





季節が巡ってきたら、

正しい方法で山菜やきのこを採ってあげる。





そして、「いただきます」の文字通り

命をいただく。





それが山の生態系を維持していくことに

つながるのです。





そして、山菜やきのこを採ると言っても

簡単ではないことを知っておく。





急な崖の上に自生しているきのこを採るのは

時に命懸け。





そういうことを知っていたら、

山菜が料理になるまで、

時間をかけてくださった人たちのことを

想像できる。






食べる時の味の深さも違うのでは

ないでしょうか。





食べないのではなく、喜んでいただく。

私たちも毎日何かの命をいただいているから

生きています。





食べることが、自然や生き物や

採取する人や料理旅館など

山を守り続けていらっしゃる人々

いろんなものを循環させていくことに

つながることを知っておく。





実際に、山に入って

山菜やきのこを採ることはできなくても

山菜や料理旅館に気持ちよくお金を払う。

そしてありがたくいただく。





その体験がまた理解を一層深める、

そしてまた次の体験へ。





ある意味、人生はその繰り返し。





私も「ブナ会議」という言葉を

教えてくださったとある料理旅館に

行きたいと思っています。





熊は山菜も大好物、

山菜と熊の肉はとても合うそうです。





お料理を食べながら

いろんなお話を直接お聞きしてみたい。














この世の仕組みを知ることは大前提







頭でも心でもなく

自分の本当の声を聞きたい人はこちら





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