椿本千詠（つばもとちえ）です。
私たち人間は言葉を話す。
それは何のため？
相手に何かを伝えるため。
その何かって？
お仕事だったら、
もちろん指示や報告だけれど
それは人生においてほんの一部。
相手ともっと分かり合うため。
相手との距離を埋めるため。
おはよう！と言うだけで
私はあなたの敵ではないことが伝わる。
それどころか清々しい気持ちになる。
大丈夫？と言うだけで
あなたのことを気にしているよという
思いやりが伝わる。
私たちが外国語を学ぶのも
外国の人と分かり合いたいから。
残念ながら言葉にしないと
伝わらないことがある。
私たちにはそれぞれ思い込みがある。
その思い込みは文化や生い立ちや環境や
色々なことで形成されたもの。
だから、それぞれ
思い込んでいることが違う。
それぞれ何を思い込んでいるのかは
わからない。
だからその溝を埋めるべく言葉を使う。
あなたのことが嫌いなわけじゃない
ただわからないんだということを
伝える必要がある。
相手に大切なことを伝えることは
時に結構なエネルギーを使う。
私はこれが悲しかった。
本当はこうしてほしい。
そんなわざわざ事を荒立てなくても
いいんじゃないかと思うかもしれない。
照れもあるかもしれない。
それでも、この一生は有限だから
あなたの本当を伝えよう。
まあいっかで一生を済ませたら
もったいない。
大切なのに大切じゃないフリはやめよう。
私も過去、意を決して
相手に伝えたことがある。
何度も今日じゃなくてもいいかと
見送ったこともあったけれど
とうとう伝えたことがある。
相手が私にとっては
どうでもいい人ではなかったから。
私の人生的には歴史が動いた瞬間でした。
あの時、伝えていなかったら
結果がどうであれ
死ぬ時に後悔をしていたと思う。
どうでもいい人にエネルギーを使うほど
時間はない。
でも、大切な人にはあなたの本当を伝えよう。
あなたの本当は何だろう？
こんまり流片づけも片づけが終わる頃には
あなたの本当があぶり出されています。
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