「自分の死」という、人生一大イベントを使ってまで、子供の人生を進ませようとする
- 椿本 千詠

- 7月20日
- 読了時間: 4分

ご褒美も用意して楽しく片づけよう♪
椿本千詠(つばもとちえ)です。
実家のお片づけがしんどいのは、普通のことです。
まず物の量が多い。
それもそのはず。何十年もかけて積み重なった物たちです。
ご両親が結婚されてからの人生、その時間のすべてが詰まっているのですから。
それでも、有限。はっきりと目で見えるぐらいに有限です。
続ければ絶対に終わリます。
でも、最初は無限に見える。
「これ、本当に終わるの?」と感じるほど、途方もないように見えます。
けれど、それはみんなが通る道。
だから、大丈夫。
ある時、急に「あ、片づいてきた」と思える瞬間が訪れます。
それは一度ではなく、何段階かに分かれてやってきます。
進み方は、右肩上がりではなく「階段状」。
時には「これ、本当に進んでるの?」と感じる"踊り場”もあります。
でも、やめずに続けていれば、またふいに「あ、進んでる!」という実感がわく瞬間が何回かやってくる。
実は水面下ではどんどん片づいているんですが、私たちは気づかない、気づけない。
だから、あきらめないでください。
次に気持ちがしんどい。
物を通して、いろーんな思いが交錯します。
・ご両親が大切にされていた物
・子どもの頃に買ってもらったもの
・思い出の詰まった品々…
「こんな物もとってあったんだ」
「ああ、これはあのときのだ」
「えっ、こんなことしてたの?」
とにかく、感情を揺さぶる物がたくさん発掘される。
ご両親がご健在かどうか、亡くなってからどれぐらい経っているか、どんな関係性だったか——それによって湧いてくる気持ちも人それぞれです。
まだ日が浅ければ、つらい気持ちになることもあるでしょう。
でも、「日薬(ひぐすり)」とは本当によく言ったもので、時間とともに少しずつ癒えていきます。
泣きたいときは、泣いてください。涙とともに、また少しずつ癒されていきます。
こんまり®︎流片づけには、はっきりとした順番があります。
衣類→本→書類→小物→思い出品。
でも、実家の片づけはある意味、全部「思い出品」。自分の物を片づけるのとは、また違った難しさがあります。
もし、体が動かないと感じたら、無理はしないでください。
一番大切なのは、あなたの心です。
でも、進められる物はきっとあります。
だから、できることから、始めてみてください。
モチベーションが自然に湧いてくるのを待っていたら、一生始められません。
行動するから、少しずつモチベーションが上がってくるのです。
例えば
・まず、実家の窓を開けて、換気する
・捨てる判断ができるかどうか自信がなくても、床やベッドに散らばった洋服をハンガーにかけてみる
・明らかなゴミを捨ててみる
小さなことでいい、何かひとつ、動かすことから始めてください。
不思議なもので、動かすと物の「顔」が変わるんです。寝ていた物が起きてくる感じ。すると、不思議と「残す/手放す」の判断がしやすくなります。
風穴を開ける——まさにそんな感じです。そこが突破口となり、どんどん流れていくようになります。
物理的にも床がどんどん見えていくから、作業がしやすくなります。
とにかく「物を動かす」こと。長年そこにあった物は、あなたのエネルギーを知らず知らずのうちに奪っていきます。(特に、女性は古い布ものに注意!)
あなたが怠けているわけではなく、本当に物理的にエネルギーを吸い取られているのです。
でも、止まらずに少しずつ動いていけば、だんだんと体も心も軽くなって、動けるようになります。
ご両親はあなたが幸せになることを願っています。
「自分の死」という、人生一大イベントを使ってまで、子供の人生を進ませようとする、私はそんな気がしています。
もし「親との関係がこじれていて、そんな風に思えない」という方がいたら、
それならなおさら、親のせいにせず、あなた自身がすっきりと自分の手で幸せになればいいのです😆
片づけコンサルタントが、お客様の物を勝手に捨てるということはありません。
私はお客様と生きてきた道が違うのだから、お客様と全く同じようにはわかることはありません。だから、軽々しく「わかりますよ」と言うことはできない。
でも、想像することはできる、寄り添うことはできる、伴走することはできます。
一人ではしんどいと感じたら、遠慮せずに「手伝ってください」と声をかけてくださいね。
人生は有限なのだから。



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