椿本千詠(つばもとちえ)です。
おじ様に祖父の写真を借りてきました。
祖父は5歳の時に実母が突然病死。
その後にやってきた
新しい母とはなじめず
お商売で成功していた父は
何よりお商売が大事。
居場所がなかった祖父は
勉強しなさいという親も、塾もない中、
下宿して、自分で勉強し、
八高(名古屋大学の前身校)に受かり、
また勉強して勉強して、
帝都大学(九州大学)に合格する。
実験が大好きだった祖父は
大学で研究に没頭する。
そんな中、時代は戦争に突入する。
身体も鍛え、甲種合格。
関門海峡を走ってわたっていたんだそう。
戦争中もそのスキルを重宝され、
無事生還。
戦後、今度は父が突然亡くなり、
2歳下の弟と共にお商売を引き継ぐ。
でも、祖父の性に合わない・・・。
そんな中、祖母と結婚する。
お屋敷のようなお家が大きすぎて
特に夜が怖くて、
小さな家に住みたいが
祖母のその頃の夢だったそうです。
お商売をたたみ、
念願の小さな家に引っ越し
祖父は塾を始める。
生徒にも色んな実験をさせ、
厳しい先生だったらしいけど
すごく盛況だった。
そういえば祖母の家には
色んな実験道具があったな。
祖母言わく、新しいお母さんに
なじめなかったからか
ちょっと斜めに構えてるところが
あったそう。
そりゃそういう生い立ちだもの
しょうがないよね。
こんなふうに書くと
暗く感じるかもしれないけれど
そんな苦労は孫たちには見せず、
祖父は67年の生涯を全うした。
まがったことは大嫌いだったけれど
凛として楽しい祖父だった。
祖父だけでなく、
その時代の人たちが文字通り
命をかけてくれたから今がある。
その遺産を引き継ぎ、
発展させていかないとウソだよね。
その時代の人が
やりたくてもできなかったこと
やらないとその人たちにも
申し訳ないよね。
そんなことを年中考えている
わけではないけれど
時間=命だから
私たちも命をかけているには違いない。
と思った年の瀬でした。
そんなことを頭の片隅に置きながら
2023年を軽やかに思いっきり
楽しみたいと思います!
人生は良い方向へ流れ続けます。
これは絶対です。
例外はありません。
人は幸せにしかなりません。
それが本来の姿だからです。
対面でもオンラインでも
今年お会いした皆様、
本当にありがとうございました。
年末年始はゆったりと
お過ごしくださいませ。
私はこの後、大晦日に暖かくして
除夜の鐘を鳴らしに行く予定です。
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